令和7年8月26日グランデはがくれにて、佐賀県教育委員会・市町教育長会連合会との教育懇談会を開催しました。
県教育委員会より、副教育長、教職員課課長、同参事、同副課長、また、市町教育長会連合会より、会長、事務局長に出席していただきました。退職校長会は、各支部の支部長、本部役員の27名が出席し、全体で33名の教育懇談会でした。
議題については、7月11日に開催した現職校長会との教育懇談会で学校現場の課題として挙げられたことをもとに、今年度は以下の1点に限定して議題を設定しました。
(議題) 教員不足への対応について
〈議題設定理由〉
近年、教頭などが担任を兼ねる、2クラスを一人の教師が授業をするなど、教員不足の影響は学校現場の多忙化、教育の質の低下を招いているのではと危惧している。また、現場の校長は、年度末や産休・病休の講師探しに多くの時間を費やしているとも聞いている。県教育委員会でも教員採用試験で特別選考、秋選考、チャレンジ受験など採用拡大のための施策やチーム担任制などの事業が進められている。
退職校長会も「佐賀県教育の応援団」として学校現場への支援について検討を進めることが出来ればとの思いで議題に設定した。
【懇談会の主な内容】
会では、副教育長や市町教育長会連合会長などのご挨拶の後、県教育委員会から欠員数や離職者数など教員・講師不足の現状や人材確保のための施策や研修などについて、丁寧に説明をいただきました。その後、教員採用や保険・支援の内容などについて、多くの質疑応答が行われ、意見交換を行いました。
意見交換では、人材バンク活用の方策へのご指導や講師登録のお願い、支援の具体例、本部や各支部と教育委員会との連携など課題解決のヒントとなる意見が交わされました。
県教育委員会や市町教育長会連合会に退職校長会の思いを感じていただき、今後の支援の検討につながる教育懇談会でした。
尚、会の詳細については、令和8年3月発行予定の本会「会報127号」に掲載します。